気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の非活メンバーによる語り

亡き母のために。





母を形容する言葉を私は知らない
母はパンのように素朴で
石のように素直で
川の水のように純粋だった


私たちは貧しかった
隙間だらけの借家に夜逃げして
寒い夜に身を寄せて
丸太のように眠った


朝が来れば牛のように働き
暇さえあれば題目をあげる
そんな母が好きだった
声は滔々として流れる風だった



不器用で断ることをせず
なんでも買って出た
座談会の司会やら発表やら
楽しくやることが信念だった
なんでも楽しそうにやっていた
そんな母が好きだった


いつか母は病に倒れた
黒い水が流れ、静かな闇を過ごした。
私と母はずっと一緒だった
母の代わりに私は題目をあげた


少しだけ弱気になった母は
活動に躊躇するようになった
出会いに逡巡するようになった
いつしか私と母は活動をやめた


母のためらいをよく覚えている
罰を恐れて、震える声を覚えている
母を説得するには少しずつだった
それでも少しずつ
母は私の話を受け入れた


やがて母は亡くなった
母は見えない川になった


私は母のことを覚えている
母が純粋に生きたことも知っている
母は自由だった
母は自分の思うままに楽しく生きた
私もそうありたい


母を束縛した宗教の桎梏を
私は決して許さない
生前に母に話ができたのはよかった
ともに活動から遠ざかることもできた
けれど私は忘れない
母を苦しめた教義の鎖を忘れない
母を苦しめた先入観の縄を忘れない
母に全てを話すことはできなかった
だからこそ
母に話せなかったことを
母に伝える思いで
書いていきたい


母に会いたい
母に会いたい
母に会いたい