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創価学会の非活メンバーによる語り

転重軽受と罪障消滅の剽窃。

いつもみなさん、ありがとうございます。


さて今回は読者の方から質問をいただいたことなのですが、「転重軽受」と「罪障消滅」について考えてみました。


いろいろ由来を調べてみたら、驚きました。


まず「転重軽受」ですが、これは『涅槃経』から採られた考え方です。日蓮は大乗涅槃経の内容からこの考え方を採用しています。
ただ大乗の『涅槃経』を五時八教の判釈で「法華涅槃」と醍醐味に配するのは天台の説でして、このことはなんら現代において有効性が認められません。そもそも初期涅槃経と違って大乗涅槃経もまた後世に創作された大乗経典の一つであり(まあこの点は法華経もそうなんですが)、釈迦の直接の言辞とはいえません。



どうも日蓮が涅槃経を重要視したのは法華経を補足する意味があるようでして、法華経に本来説かれていない即身成仏の考え方を補完する意味で涅槃経の「一切衆生悉有仏性」の句を引っ張ってきているんです。


まあ涅槃経が有効であれば「転重軽受」の法門を信じても構いませんが、法華経を信仰される立場であれば、何も涅槃経の考え方をとらなくてもよいかと思います。上に書いたように日蓮が涅槃経の説を採るのは天台の五時八教説から「法華涅槃」と補完関係と捉えて引用しているだけの話です。


「罪障消滅」の語はどうも真言由来のようですね。

『不空羂索神変真言経』の中に「攝護福壽増安、無諸災厄、罪障消滅、所遊往處、常得勝利人民」とありまして、本来真言浄土真宗などでも言われる教義なんですね。



「諸教包摂と言ってしまえば聞こえはいいが、要するに日蓮は他宗の教義を盗んだのでしょう?」というご指摘がTwitterでありましたが、ある意味その通りで、日蓮は自分の教義を確立するために他宗の教義を上手に剽窃して利用しているのだと思います。