気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の非活メンバーによる語り

池田哲学とは何か。






いつもありがとうございます。


さて私は大石寺の教学にも創価学会の教義にも全く共感はしていません。
とりわけよくわからないのは、創価学会員がよく語る「池田思想」とか「池田哲学」という言葉の持つ内実です。



創価学会員さんって「池田哲学とは何なのか」ということを理論的に語ることができない方が多いんですね。



私が思うところを具体的に挙げてみます。


①人間革命思想
②師弟論
③現世利益
④親孝行
⑤日寛教学


こんなもんでしょうか。
どれも池田氏のオリジナルの思想というものではないと思います。


そもそも①の人間革命論は戸田城聖が小説のタイトルで使ったものですし、本来「人間革命」という語は南原繁氏によって巷間に知られた語です。戸田氏のオリジナルでさえありません。


②の師弟論というのは、大石寺の師子相承の考え方を(まあ金口相承というのは本来天台宗で使われた教義なんですが)、在家中心主義に置き換えたものに過ぎません。そこに血脈が流れ通うというのは大石寺日寛の教義の拡大解釈ですし、そもそも師匠から弟子に法水が伝わるとするのは天台宗密教の考え方です。


③の現世利益は創価学会アイデンティティみたいなものなんでしょうけど、この宗教的なご利益を"思想"とか"哲学"と呼ぶことは困難でしょう。


④親孝行ということを彼が語るのは、池田氏が若い頃、苦労した経験が背景にあります。溝口敦氏も指摘していますが、池田氏は若い頃から病弱であり、働きながら常に母親へ尽くすことを忘れなかったと言われています。その若い頃の経験をスピーチで語っているのではないでしょうか。また以前の記事でも書いたようにとても儒教的な考え方かと思います。


⑤の日寛教学ですが、基本的に池田氏の思想の根底にあるのは日寛教学でしょう。



例えばハーバード大学の講義「ソフトパワーの時代と哲学」にしても、またトインビー対談にしても、原則として大石寺日寛の教義を大胆に現代に敷衍したものに過ぎないわけです。それに「ソフトパワー」という語はハーバード大学ジョセフ・ナイによって提唱されたものです。



私の見解ですが、池田思想とは日寛教義を根本にして、いろんなものを剽窃しながら、現代的に敷衍したものだと思います。
大石寺の教義から、それを現代的に語り直す理解と大胆さが池田氏にはあると思います。ただそれ以上のもの、また池田氏のオリジナルのものが何かあるかと言えば私は「特に存在しない」と考えています。





追記:
日寛教学を在家中心主義で語り直したことが池田氏のオリジナルな思想であると考えてもいいとは思います。ただ血脈が「御書根本」で「誰であれ日蓮から直接に信心で血脈が伝わる」とするなら、それは顕本法華宗の経巻相承・直授日蓮という教義とあまり変わらないでしょう。そうなると池田氏の血脈観は顕本法華宗とほぼ同じということになります。
ただそうなると、創価学会は以前に『折伏教典』において大石寺の血脈相承の観点から経巻相承を批判した過去がありますから、その部分についてもきちんと総括し、反省や訂正、遺憾の意等を示す必要があるでしょう。