気楽に語ろう☆ 創価学会非活のブログ☆

創価学会の元非活メンバー(現在は退会済み)による語り

選挙における勝利至上主義。





いつもみなさん、ありがとうございます。

創価学会の活動家は現在都議選モードです。
都内に友人がいないか、ひたすら数えてますよ。
なんでも今回の選挙は「公明党にとって非常に厳しい選挙」だとのこと。
そんなこと選挙の度に毎回言ってますよね(笑)。


思うんですけど、選挙支援の戦いに普通の会員を巻き込まないでほしいんですよね。
別に公明党の支援をするかどうかは個人で決めますから、マルKを増やす戦いだのなんやかんや騒がしくしないでもらいたいです。
別にみんながみんな、公明党を支援しているわけではないですよ。
学会員全員が「公明党を支援すべし」なんて前提に立って話されても、単なる思想統制じゃありませんか。


それにそもそも公明党が勝つか負けるかは基本的に公明党の問題であって、創価学会の問題でもないと思うんですよね。
国民の広範な支持を得る方が政党としては大切なことなのであって、何も一つの支持組織が血眼になって友人票の掻き集めに躍起になる必要はないでしょう。


ところで、今の創価学会の選挙戦の基礎を作ったのは実は若き日の池田参謀室長なんですよね。


組織の票読みをして徹底して家庭訪問に入る。そういうドブ板選挙をやってきたのが池田氏でした。そして関西の創価学会がそこに純粋に乗っかったわけです。


今の創価学会の選挙戦は基本的に池田氏が関西でやってきたことを踏襲しているに過ぎないんだと思います。
まあFやらZやらマルKやら、いろんな戦い方をするようになりましたけど、基本的に池田氏が関西でやってきた戦いを現代において踏襲しているだけなのです。


池田氏の考え方では「勝つ」ことが至上命題であって、数字的に「勝つ」ために目標数を決めて、日程から勝利を逆算していきます。
しかしながら、そこでは政治的な思想の深まりとか、仏法の現代的意義とか二の次なんですね。
選挙で「勝つ」ことを至上命題にしてしまったので、思想的に公明党がどうあるべきかという議論がされないまま、数字としての票だけを絶対視してしまったのです。


世間一般から公明党に対する低い評価に出会うことがありますが、その原因はまさにその点にあるのではないでしょうか。すなわち勝利至上主義であり、公明党の政治的な立ち位置とか、政治的な思想の深化とかを支持者たちがなんら示すことができていないことが背景にあるのではないかと私は考えています。


その遠因は何かといえば、間違いなく池田参謀室長の関西での戦いで示された勝利至上主義です。
結局のところ、池田氏の勝利至上主義、票数の至上主義を総括し、深い反省をしない限り、公明党に対する反発はなくならないと思います。